海外大生向け|総合商社 (3大) の選考フロー【2022最新版】

 2022/05/24  2022/07/21

海外大生向け|総合商社 (3大) の選考フロー【2022最新版】

海外大生に人気の総合商社。各社の選考フローについてよく質問を受けますが、毎年若干の変更がありますので、あくまで前年のものは参考に、情報をアップデートしながら、対策を進めてください。
今回は海外大生を積極的に採用している3大商社に絞って、2022年の選考フローについてご紹介します。

2022年最新版!総合商社の海外選考フロー

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総合商社の海外選考のポイント

書類選考

三菱商事と伊藤忠は比較的一般的な内容のESを提出します。一方、三井物産は生まれから現在までの自分史を2000文字~最大2500文字で用意し提出します。その後の人物面接はこれをベースに行われるので、自分の人となりが伝わる内容にすることはもちろん、面接で聞いてほしい内容を記載することもポイントです。

1次面接

ESや自分史をベースに過去の話を聞きながら、人物面を掘り下げていきます。過去の決断の根拠や判断軸などを整理し、そこにブレがないか確認しておきましょう。
特に注意したいのは三井物産で、2022年から国内選考で導入されていたビジネスケースが海外選考でも導入されました。15分程度の簡単な形式ですが、市場規模に関するフェルミや売上拡大のケースなど、一般的にビジネスでも必要とされるケース面接対策は行いましょう。

2次面接

2次は例年と変更点なく、三井物産・伊藤忠は人物面接、三菱商事はビジネスケースを行います。三菱商事のケース面接は、コンサルのケース面接に比べるとビジネス寄りのお題が出され、あるお店の新規出店計画や、新規事業の立案、あるビジネスとあるビジネスのシナジーを生む事業創造などが出題されます。
コンサルのケース面接同様、正しい答えを出すことよりも、「考えることが好きか・考え続けられるか・どんな考えをする人か」が求められる一方で、総合商社の仕事はコンサル以上にスピード感のある決断が求められますので、お題が出されたら、3分で考え、3分で発表し、20~30分の質疑応答という形式になっています。

インターン

今年から三井物産で導入されたのが、数日間のグループワーク形式のインターンです。学生・企業のより良いマッチングを目的に導入され、海外大生向けには冬・夏の2回実施されます。
内容はある事業部に所属したと仮定して、社員メンターのもと5・6人のメンバーで新規事業創出を行います。積極的な参加やそこの発言内容などを総合的に判断しています。

最終面接

最終面接では上記以外にも、「商社がこれからも生き残っていくために必要なことは何か」や「●●のニュースについてどう思うか」、「社訓の意味についてどう思うか」など、思わず慌ててしまうような質問が出ることがあります。面接対策や企業研究以外にも、日頃から世の中のことに関心を持ち、自分の意見を持つことが重要です。これは、世界中のあらゆるビジネスに触れることができるとも言われる3大商社で働くうえで、そして、ビジネスレベルの高い仕事をやるうえで、必要な素養と言えるでしょう。

Webテスト

最後に、意外と侮れないのがWebテストです。Webテストに関しては、各社SPIや、GABなどいくつかの種類を使用していますので、事前に調べた上で対策を進めましょう。海外大生は特に日頃速く日本語読むことが少ないですし、海外で習っていない数学が出ることもありますので、早めに対策を開始しましょう。おすすめは帰国時に対策本を買って、現地に持ち帰ることです。

まとめ

繰り返しになりますが、総合商社の海外選考フローは毎年少しずつアップデートされていますので、情報収集をしっかりと行い、まずは自己分析を固めたうえで、選考に臨みましょう。
BETAEにはこれまでに数百名規模の総合商社受験をサポートしてきた、キャリアアドバイザーがおりますので、総合商社の受験を希望される場合には、遠慮なくお問い合わせください。

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